発光面積はナンバー角45°で片側7.99cm2を確保。通常基板上に配置するダイオードを配線の中に組み込むなど発光部以外を極力小さくすることでかなりコンパクトな形状に。(下左図参照)
また、内側は従来のレンズカットでなくショット加工でシンプルな外観に仕上げました。
レンズの色に関しては、右上の写真のように「色濃度」や「ショットの強さ」などを変えたサンプルを用意し、実際に発光させて質感や透明感がベストのものを選定。材質は硬質で透明度の高いポリカーボネート樹脂製(現行品同様)です。
そして本製品における最大のポイントがLEDチップの進化です。
“レンズカットで光を反射させる”現行品より光量を上げるために、チップを増やして“レンズ面全体を光らせる”方法をとりました。
LEDは高輝度ですが直線的な光のため、レンズのどの場所でも均一に光らせるにはチップの配列に工夫が必要です。
ここで一番の問題となったのが廃熱処理。 LEDチップを密集させるとチップや抵抗に熱が溜まり抵抗値が安定しません。これを打破するために、一般的な抵抗ではなく特に熱に強い特殊な抵抗体を採用することにしました。 |