「ホイールやタイヤサイズが変われば必然的に車体姿勢が変化するので、乗り味を楽しむ前にまずはこれを改善する必要がある。
今回のホイールは純正とサイズが大きく異なるため、当然そのままのセッティングでは違和感がある。通常、サスセッティングはフロントフォークの突き出し量やプリロード調整によって車体姿勢を整えるが、ZX-25Rはリアが低い(車体姿勢が後方)と感じた。車体姿勢が後ろ気味になると、コーナリングの際に体の倒し込みとハンドルの切れ込みに一瞬の遅れが生まれ同調しない。
ZX-25Rの純正リアショックはカム式調整。まずはこれを1クリック締める(プリロードをかける)と車体姿勢が改善され、車両ポテンシャルを引き出せる設定に近づいた。
・ワイドサイズでもゲイルスピードホイールなら純正より軽い
・ゲイルスピードホイールの方が重量バランスがいい(リムが軽く旋回性能が高い)
上記のことから、サイズアップしても軽快な走りが楽しめる。またタイヤの接地が増してグリップ力が向上するので、ストリートならではの楽しさを味わえるセッティングができると確信した。
より細かな調整やサーキット走行など明確な目的がある場合は、スプリングやリアショックをラインナップするハイパープロ製品と組み合わせると最大限の性能を引き出すことができます。」
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